土地の売却にかかる税金や手数料などの費用は?

土地の売却にかかる税金や手数料などの費用は?

土地など所有している不動産を売却した場合、その利益に対しても税金や手数料がかかることになります。きちんと理解して手続きをしておかなければ、申告漏れなどで追徴課税されてしまう可能性もあるので注意しておきましょう。

 

一般的に、不動産を購入した際には単に購入費用だけでなく様々な経費がかかることが知られています。同じように、不動産を売却した際にも税金や仲介手数料などの経費が発生します。仲介手数料とは、土地を売却するために協力を得た不動産会社などのコンサルタントへ支払う成功報酬のようなもので、その金額はそれぞれの不動産業者によって異なります。できるだけ金額の安い不動産業者を選ぶ人が多いですが、納めるべき税金は面積など様々な条件によって金額が変わってくるので最初から準備しておくことはできません。不動産を売るタイミングなどによっても金額が変わることがあるので、事前にしっかり調べて損のないように準備しておくことが大切です。
とは言え、税金というものは規則や法律によって事細かに取り決めが成されており、しかも毎年税率が変わるため一般の人には非常に難しい分野だと言えます。このため、後で大きな損をしてしまうことのないように事前に不動産仲介業者とよく打ち合わせを行っておくようにしましょう。

 

不動産を売りに出して買い手が付いた場合、譲渡益が発生することになります。この利益は譲渡所得に該当するため、所得税や住民税が課せられることになります。これらの税金は一般的な給与所得などとは別に算定されるため、分離課税という名称で呼ばれています。譲渡所得の場合、売った不動産を購入した時にかかった費用や経費を、譲渡価格から差し引いた額が課税対象となります。購入にかかった費用や経費は取得費と呼ばれますが、これは不動産を所有している間に減価償却されることになります。
支払うべき住民税と所得税がそれぞれいくらになるのか気になる人も多いでしょうが、それは売った不動産の所有期間によって大きく変わってきます。一般的に、譲渡所得は取得費と売却にかかる費用を譲渡価格から引いた金額であり、課税対象となる金額は譲渡所得から特別控除などの控除額を差し引いた金額になります。それぞれの不動産によっていくらになるかが異なるので、気になる場合は事前に不動産業者などに概算を出してもらうと良いでしょう。

 

不動産を売った場合、所得税や住民税の金額はその不動産を所有していた期間に応じても変わります。5年以上所有していた場合は長期譲渡所得となり、5年以下であれば短期譲渡所得にそれぞれ分けられます。長く所有していればいるほど税率も優遇されてかなり低くなるので得ですが、この所有期間の算定はかなり特殊で一般的な感覚や計算方法とは異なるケースもあるので注意が必要です。5年に達するかしないかの微妙なラインでは僅かな日数の違いや数え間違いが大きく影響することもあるので、専門家などにも相談してよく確認しておくようにしましょう。
所有期間というのは、その不動産を購入した日から売買契約が成立した日までを単純に数えるのではありません。実際は売った年の1月1日までをカウントするので、もし12月に売ったとしたら所有期間は一般の感覚より1年近く短くなることになります。例えば、平成20年6月に購入した不動産を25年の7月に売った場合、一般的にはちょうど5年1ヶ月の所有期間であると考えられます。しかし実際の算定期間は1月1日までであるため、平成25年の1月1日は丸4年しか経過していないことになり、長期譲渡所得とはみなされないのです。もし長期譲渡所得として手続きしたい場合は、売るのを平成26年1月1日以降にするよう調整が必要になります。この計算方法は勘違いする人が多く、うっかり間違えてしまうと僅かな期間の差で課税額が大きく変わってしまうので慎重に確認する必要があります。

 

このように、土地などの不動産を売る場合は様々な税金や手数料などの費用が必要になってきます。先述したのはごく一般的なケースのことで、実際は不動産を売る際の所得税や住民税は単純に計算できる場合ばかりではありません。売買するのが個人か法人かといった点や不動産の種類や広さ、周辺環境など様々な条件が影響することもありますし、法律などによって様々な軽減税率や特例措置も用意されています。それぞれの不動産によって課税額や必要となる費用は異なってくるので、まずは税理士や不動産業者などのプロに相談してみると良いでしょう。こういった情報を集めずに軽い気持ちで土地を売りに出してしまうと、思わぬ課税がかかって慌ててしまうということもあり得ます。大切な土地を売るのですから、できるだけ課税額は低く利益を大きく出したいという人がほとんどでしょう。売却を成功させるためにも、事前の準備を怠ることなくしっかりと進めていきましょう。